elk bookbinding

トラベラーズ風ノート・手製本他覚書

Il Buttero(KNOX)

LuftなきKNOXにとって、back plateを使わず、軽量か開きのよいシステム手帳づくりを考えると、答えは“Il Buttero”であったということでしょう。 自作屋としては、三習工業の台紙付き金具を革製ブックカバーに差し込んで即席システム手帳にすることは、容易に…

封筒リフィル,白地図

Plotter 1周年で発売開始となった封筒リフィル(6 Holes Envelope Folder),白地図(World Map)ですが、共に機能面で不満があります。 まず、封筒リフィル。A5サイズは3枚で1400円という強気価格。自作すれば同じ用紙[*]を利用して100円/枚以下と思う以上…

Plotter 1周年

発売日にITOYA銀座店購入したPlotter Puebloは、金具不具合がひどくなって入院中です。ITOYAのサービスとして、代替バインダーの申出がありましたが、代替はいくらでもあるので断っています。 それでも、A5サイズのPlotterなら、まだ買い足してもよいかなと…

A4リフィル(Plotter)

PlotterのリフィルにA4サイズ(無地,2mm方眼,4mmドット方眼,Isometoric),アクセサリとしてホワイトボードリフィル(Isometric),sleeveケース(A4,A5,いずれもポリウレタン製),下敷(A4),マグネット式のクリップボードが追加されました。 A4サイ…

なぜナローサイズなのか

他のサイズのPuebloは軒並み売れてしまっているのに、Plotterのナローサイズが売れ残っているところを見ると、どうも世間的には不人気なようです。 2016年にシステム手帳に10年以上ぶりに復活した身(以前はミニサイズ)としては、スーツを着る商売なら(手…

Puebloの手帳とブックカバー

LuftのPueblo(ナローサイズのシステム手帳)とEsperantoのPueblo(文庫本ブックカバー)。ブックカバーの商品タグには“グレー”とありますが、実際には“カーキ”色です。深い緑色。画像はいずれも新品時のもの。現在は起毛が落ちついて深い緑色に育っています…

Plotter(Pueblo以外)

三たびPlotter。Pueblo以外の製品ラインの感想を記しておきます。 ホースヘア風 予想通り姫路レザー。型押し。素材はタンニンなめしでかためであっても、細いホースヘア風の型押しは、その直角方向のスクラッチに弱く、かつ光の当たり方によってかなり目立ち…

Plotterのproject managerとaging

Plotter mini-6のpueblo beige(lightbrown)を育成中です。 リフィルは当面手出しをしないつもりなのですが、“project manager”だけは購入して、どんなモノかと‥‥さっそくバインダーにセット。 用紙はタント、白色特色の印刷で、説明書きには、インデックス…

LuftからPlotterへ(KNOX)

早速現物を手に入れました。興味があるのは最上位ラインのpuebloのみ。本家にとらわれないで色味を表現するとblack, brickred(煉瓦色), (バタークッキー生地のような)lightbrown, blueの4色。限定発売だったブラウン(写真一番下,未使用品を引っ張り出…

PuebloのLuftと小財布

2017年3月に限定発売された、KNOXのLuft Puebloシリーズに合わせて、小財布を購入しました。金具の色がLuftのバックプレートと調和していて、よい感じです。 小財布は、Puebloを利用した製品を多く手がける“esperanto”。写真のように新品では、見事な色の調…

大文字のKNOXBRAIN(その3)

mini BRAINことミニ6穴のバインダーの当時最下位モデル“NILE”,8000円。国内タンナーのクロム鞣し革。合わせ縫いでコスト削減しています。一方、最高位モデルは、40万円のクロコダイル革モデルでした。 常用は、KNOXの保存用バインダー(4色)でした。安くて…

fairness(midori)

1990年代のmidoriの3穴手帳“fairness”シリーズより。B6(mini 6穴)とB7(3穴)の2サイズ展開でした。B7は掌以下サイズ。 カバーは、2種類の型押しもしくはヌバックの計3種類。各種3色で合計9種類の展開。 リフィルも日付入りダイアリーまで揃っていましたが…

大文字のKNOXBRAIN(その2)

前回に引き続いて、大文字時代のKNOXBRAINのリフィルについて。現在は、ダイアリー関係以外は大幅にラインナップを絞っているKNOXですが、当時は多彩なリフィルが存在していました。 Shop List,Information Recordあたりは、当時システム手帳が情報マネジメ…

大文字のKNOXBRAIN(その1)

大文字のKNOXBRAIN時代の懐かしいリフィルを蒐集箱から発掘したので、いくつか紹介しておきます。最初の1枚は英国からの輸入革(UK-KIPシリーズ)で製作されたmini 5穴のバインダー(当時は“mini-mini BRAIN”と呼称)。ブランドロゴも獏ではなく、KBの文字が…

エルク端革

Parlyが春の新製品発売を目前に、製作過程で発生した端革を東急ハンズ(セイワ直営の渋谷店は除く)に卸しています。池袋店は先週末でほぼ売り切れ、新宿店でまだ若干数残っています。 300g 1200円税別。1ds,2dsの端革中心で5枚程度。用途はかなり限られま…

HIGHTIDEの切手アルバム

ワゴンの処分品で期せずHIGHTIDEの切手アルバムを入手しました。処分価格108円。 4頁に3段のポケット。普通切手サイズなら12*4=48枚程度をストックできます。 A6サイズでコンパクト。上部から抜け落ちそうなのが、イマイチなのと、需要がなかったのかワゴン…

パスポートをどこにしまうか

海外旅行でパスポートをどこにしまうか?ーという問題は意外に難しい問題だと思います。欧州に出かけると、現地では結構無造作にハンドバックあるいはスーツのポケットに入れてあるだけだったりするのを見かけますが、治安がよい地域であってもアジア人が真…

純正付属品を使わないで2冊のリフィルをセットする

純正品の接続ラバーは、どうも好きになれません。そもそも“かしめ”が邪魔なのですぐさま切り取ってしまい、ゴムは別のものに入れ替えてしまっています。このときゴムを少し緩めに張ると容易の2冊をセットできるようになります。参考画像を見てその仕組みが分…

浅草橋界隈の皮革問屋街

御徒町駅で下車して浅草橋界隈へ皮革の買い出しに出かけるとき、途中に聞き覚えのあるノートの会社があります。「ツバメノート(株)」。 積み込み用のフォークリフトが屋外に無造作に置かれているくらいに、こじんまりとした会社です。 台東区のツバメノート(…

赤茶のフィンランドエルク革カバー

肉厚でふかふかなフィンランドエルク革のカバー。 シボも寸足らずの端革もそのまま活かしています コバはトコノール(茶色)で磨いています

お気に入りの本文用紙のノート

安さ、軽さ、透き通る白さ、表面の平滑性から一番のお気に入りは、 白老 45kg 厚さ0.066mm/枚 B5サイズは、500枚で500円ですから、パスポートサイズのノートは数十円で作れます。 筆記性についても、当然薄いので透けはありますが、滲みは最小限です。 次点…

糸綴じノート

糸綴じノートは、様々なサイズに応用可能です。綺麗に仕上げるためのコツは、 (1) 紙の流れ目に留意。綴じるラインと流れ目が一致するように紙を選ぶ。 (2) 綴じ目を揃えるには、四つ目打ちが便利。 (3) 糸は綴じる判型や紙によって選択し、表紙の色との調和…

トラベラーズノートの革

タイ製のタンニン鞣し皮革ということだけが公表されているだけで、実際に国内で同一皮革を入手するのはかなり困難であると思います。 しかし、浅草橋の革問屋やユザワヤで一時期よく似た端革が入手できたことがあります。1ds=100円以下の破格の安さだったと…

お知らせ

覚書目的で、これまで製作してきた手製本ノート、トラベラーズ風ノートの作り方等を紹介します。 midoriの製品は、1991年頃から愛用していて、トラベラーズノート(traveller's notebook)ももちろん常用しています。ただし、みなさんと同じように見た目の割…