elk bookbinding

トラベラーズ風ノート・手製本他覚書

封筒リフィル,白地図

Plotter 1周年で発売開始となった封筒リフィル(6 Holes Envelope Folder),白地図(World Map)ですが、共に機能面で不満があります。

まず、封筒リフィル。A5サイズは3枚で1400円という強気価格。自作すれば同じ用紙[*]を利用して100円/枚以下と思う以上に、いや、これでは中身が脱落するだろうという構造で、とてもコピーにも賛同できないのです。 脱落しないのは、上下のべろに支持される場合で、高さがリフィルに満たない小紙片等は脱落する可能性があります。また封筒のサイズがほぼリフィルサイズと同じになっているため、リフィルをこの封筒リフィルで挟もうとするとはみ出ます。紙製で中身が見えないことは、長短両面です。

Traveler’s Noteのフォルダのように、冊子状のリフィル(memo pad)がセットできれば、また違った使い道があるというのに、なぜこうなった。

凸版印刷白地図。4サイズとも縮尺は異なり、鋳型を別々に製作したのでしょうか? 琵琶湖が描かれていない白地図に違和感があるだけでなく、Plotterの白地図は、大村湾長崎県)が全部埋め立てられています。そして、桜島は描かれず、淡路島は瓢簞というより団子‥‥。これは、校正不足の誹りを免れないでしょう。

f:id:elk-bookbinding:20180930182717j:plain

私もポートフォリオの中に、設計案件を地図にプロットした資料は抱えていますが、既に電子化していて食指は伸びず(保存用には購入しています)。拡大縮小をはじめ、電子化しているメリットの方が大きいです。

企画者の意図は、なんとなく理解しますが、世界地図であれば経験上、白地図ではなくて、ちゃんとしたQuo Vadisの付録の地図が役立つことが多いです。

[*] サガンGA 100kg,Envelope Folderの3色は  マンダリン(Plotterの基本色である赤系色),せいじ(KNOXの彷彿とさせる苔色),ビスキュイ(茶系) また、Project Folderで使用されている残りの3色は  ホワイト,ミディアムグレー(KNOXのリフィルパッケージで用いられている青系のグレー),うす鼠(ピンク系のグレー) です。