糸綴じノート

糸綴じノートは、様々なサイズに応用可能です。綺麗に仕上げるためのコツは、

　(1) 紙の流れ目に留意。綴じるラインと流れ目が一致するように紙を選ぶ。
　(2) 綴じ目を揃えるには、四つ目打ちが便利。
　(3) 糸は綴じる判型や紙によって選択し、表紙の色との調和も考慮する。手縫糸（ミシン糸よりも太め）がよい。
　(4) 化粧断ちはカッターでOK。刃が厚いカッターの方がよい。
　(5) 多少の不揃いも味。こだわるのであれば、紙やすりで仕上げる。

こんなところです。 一番技量差が出るのは、カッターの刃の使い方。体に対して垂直方向に、奥から手前に向かって一枚ずつ切るように何度も刃を金尺に当てて切っていきます。 刃が一定方向を保つよう、刃は厚い方がよいのですが、慣れればデザインナイフでも構いません。


糸綴じノート（B7サイズ）


糸綴じノート（A6サイズ）

綴じはじめと綴じ終わりは、玉結びします。念のため、木工用ボンドを玉の部分につけておきます。これでまずほつれません。


四つ目打ちで穴を開けるところ

縫い終わったら、縫い目に沿って折ります。このとき縫い目に軽く濡れたタオル等を当て、紙を若干湿らせると落ち着きがよくなります。

化粧断ちは、綴じ枚数が少ない場合は、折ってからの方が綺麗に仕上がります。枚数が多い場合は、予め折丁毎にサイズを揃えておき、綴じ終わってから紙やすりで仕上げます。


縫い終わって折りに入る

まずは8-10枚程度の少ない枚数で挑戦して、徐々に枚数を増やしていきましょう。