elk bookbinding

トラベラーズ風ノート・手製本他覚書

なぜナローサイズなのか

他のサイズのPuebloは軒並み売れてしまっているのに、Plotterのナローサイズが売れ残っているところを見ると、どうも世間的には不人気なようです。 2016年にシステム手帳に10年以上ぶりに復活した身(以前はミニサイズ)としては、スーツを着る商売なら(手帳目的では)ナローサイズ一択だと思っているわけですが、現実的にLuftはそのような層以外に“ノート”として売れたとされ、Plotterのコンセプトに繋がるわけですね。

豊富なリフィルの品揃えを考えると、セミB6サイズは確かに優位にありますが、そもそも今の時代に紙に書き留めておくことは限られているので、個人的には常携するのであればミニサイズやナローサイズで十分だと思っています。特にLuftのナローサイズはスーツの内ポケットに綺麗に収まります。

ナローサイズの幅はミニサイズと同じで、ミニサイズからの移転組としては書き慣れた幅です。穴の大きさもミニサイズと同じ4mm径でスリムな印象。なによりこの幅のため、手に持ちやすい。

9mmリングでは60枚程度の収容枚数ですが、個人的用途では十分です。以下、参考までに、現在の収容状況です。(括弧内は枚数)

リフター(1) メモ各種(10) リフィルカバー(1)(よく参照する情報の区切り) 不動のメモ(10) リフィルカバー(1)(表紙のカレンダーをすぐ開けるようする) 月間スケジュール(22) ブックマーク(1) クリアポケット(1)(付箋置場とToDoへのアクセスしやすくする) ToDoリスト(4)(分野別に管理する) クリアポケット(1) 連絡先・パスワードリスト(4) リフター(1) カードポケット(1)(名刺)

リフィルカバーは本来の目的ではなく、インデックスの代わりとして使用しています。透明なので、スケジュールやToDoの直前にあっても向こう側を確認できます。クリアフォルダではマチ部分があって9mmリングではめくりにくいのですが、リフィルカバーはジャストサイズなので収まりもよいです。ただ、もう廃番なのか店頭ではあまり見かけませんね。

開き易くリフィルが傷みにくい中央部にスケジュールを配置して、メモは先頭へというところがポイント。 仕事用のノートは別に持っていますし、メモの中身は、知らない漢字・専門用語・外国語を書き留める程度。特に漢字は携帯画面では細かい部分を確認しにくいので、紙ベースの利が活きる部分です。と、ナローサイズが廃番にならないように、宣伝してみました。

Plotterのナローサイズ(Pueblo,Brown)については、現在11mmリングの使い心地を試用中です。金-茶の組合せが、ゴージャス(青-金も雰囲気あるよなぁと迷いました)。

f:id:elk-bookbinding:20171018201015j:plain

Brownの場合、内面のくどい英文は、ほぼ見えないのがよいです。

f:id:elk-bookbinding:20171018201032j:plain

Puebloの手帳とブックカバー

LuftのPueblo(ナローサイズのシステム手帳)とEsperantoのPueblo(文庫本ブックカバー)。ブックカバーの商品タグには“グレー”とありますが、実際には“カーキ”色です。深い緑色。画像はいずれも新品時のもの。現在は起毛が落ちついて深い緑色に育っています。

f:id:elk-bookbinding:20170703234559j:plain

EaperantoのPuebloは、PlotterやLuftのそれとは異なり、革を2mm程度まで鋤いてありますので、床面はしっかりとした組織で油分もほとんどありません。一方銀面はPuebloらしい表情がしっかりと保たれています。

f:id:elk-bookbinding:20170703234612j:plain